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シンガポールは他民族国家 中華系(76%)、マレー系(14%)、インド系(8%)、白人その他(2%)、がいがみ合うことなく暮らしています。 宗教的にも、さまざまな宗派の仏教・道教(51%)、クリスチャン(15%)、モスリム(=イスラム、15%)、 ヒンズー(4%)が居ますが、お互いの考えを尊重し、宗教対立もありません。 これはひとえにシンガポール政府の指導力によるものだと思います。 言語は老年層以外では英語が中心ですが、ビジネス英語はさておき、日常会話では簡単な文型が多く、 文法もかなりいい加減なので気兼ねなくジャパニーズ・イングリッシュで話すことができます。 またシンガポールは、観光や国際展示会・会議、ビジネスで毎年人口の倍以上の外国人が出入りする国で あるため、外国人に対する反発心が少なく、片言の英語でも理解しようとしてくれる人間的な許容度が 高い国であると感じます。 この点は、香港、中国、インドネシアなどとはちょっと違うシンガポールの 特徴ではないでしょうか。 気候は常夏 赤道から100km余りしか離れていないのシンガポールは、年間平均最低気温が25度、最高気温が32- 33度の常夏です。 ただし 常に海風が吹いているので、日本の夏に比べるとむしむし感は低く感じられます。 11月から2月は、雨季になります。雨季といっても一日中雨が降っている日はほとんどなく、気温は2-3度 低いのでシンガポールでは一番過ごし易い季節となります。 一年中、朝7時前後による明け、夜7時前後に暗くなります。 涼しい夜の時間はシンガポール人の外出 時間であり、夜10時ごろまではデパートも営業しています。 治安は日本より良い シンガポールの治安の良さは日本を含めてアジアで一番ではないでしょうか。 夜中に女性が繁華街を一人歩きをしていてもまず危険な目に遭うことはありません。 発生率でみると、例えば殺人犯罪は、おおよそ日本と同じ程度の発生率ですが、 全体の犯罪率(人口10万人当たりの犯罪件数)は、日本の8割程度となっています。 シンガポールには鞭打ちの刑、という恐ろしい刑罰があり、凶悪犯罪は割りに合わないという意識が浸透して いるのか 殺人などの凶悪犯罪は金持ちを狙った計画的犯罪よりも、怨恨などを原因とする衝動的な犯行が 多いようです。 一方で、すり、置き引き、詐欺などは決して少なくないですので、治安がよいからといって 油断は禁物です。 シンガポールの住宅事情 シンガポール国民の約85%は、HDB Flat ( Housing Development Board が国民用に分譲している公団住宅 に居住しています。 このHDB Flat は原則的に外国人は、購入することも賃貸で住むこともできません。 シンガポールの永住権の保有者は、中古物件の購入可能ですが、新規分譲物件は購入できない仕組みに なっております。 就労ビサで滞在している家族は、ほぼ例外なくコンドミニアムという民間のマンション物件に賃貸で住んでいます。 コンドミニアムは、ある程度の規模であれば、プール、ジム、テニスコートなどの施設があり、ところによっては リゾートホテルのような居住環境ですが、問題は家賃です。 シンガポールの不動産市場は、2007年に大幅に上昇し、それまで、中心部から少し離れたコンドミニアム ( 3-ベットルーム、110m2程度、家具付)で、SGD4000.- 程度の家賃であったのが、2008年8月現在 SGD 5500.- 程度となっています。 中心部のコンドミニアムはさらに上昇率が高く、数年前に比較し5割増の家賃は当たり前という状況です。 日本人の駐在員家族は、賃貸契約の更新時期に合わせ、より郊外で、より狭い物件に移らざるを得ないという ケースが当たり前になっています。 不動産価格が高騰している現状では、 2-ベットルームで、中心部からかなり離れた(といっても距離的には 15-20Km程度ですが...)物件でも、すくなくとも SGD3000.- 程度の家賃の予算が必要かと思います。 食が最大の楽しみ シンガポール人は食べることが大好きです。 世界のビジネスが集まるシンガポールですので、フレンチ、イタリアン、日本食などの高級レストランで、 世界の一流シェフが腕を振るっております。 しかし何といってもシンガポールの食の魅力は、広東、四川、北京、潮州、などの中華料理、インド、マレー、 インドネシアなどのローカル料理の多彩さではないでしょうか。 高級レストランから街角の屋台までいろいろなスタイルで楽しむことができますが、特に屋台料理( Hooker Food といいます)のバラエティーは圧巻です。 麺料理だけでも30種類はあるでしょうか。 昔ながらの屋台には、どことなく懐かしい雰囲気があります。 屋台の食べ歩きはシンガポールの風情に 触れることもできるシンガポールのお勧めの楽しみ方です。 シンガポール人の活動的レジャー 年中暑いシンガポールでは、野外スポーツはあまり盛んではありません。 朝夕に公園などでジョギングをする人は多いですが、一般に楽しまれているスポーツとしては、水泳、ゴルフ、 バトミントンぐらいのものでしょうかか。 より一般的なシンガポール人の活動的なレジャーは、海外への旅行です。 シンガポールは国土が狭く大自然に乏しいということもあり、裕福な家庭では年に何回も海外に出かけて羽を 伸ばします。 (シンガポールには、国内旅行という概念は存在しません。) 手軽なところでは、マレーシア(ランカウイ、ペナン、ティオマン、レダン、コタキナバル)、インドネシア(バリ、 メナド、プラウスリブ)のビーチ・リゾートや、海洋クルーズ。 オーストラリアの各都市やモルジブ、スリランカ、南アフリカなども人気の旅行地です。 シンガポールのどこに住んでいてもフライトの2時間前に家を出れば、飛行機に乗れるという空港のアクセスの よさが旅行人気の理由の一つでしょう。 家事はメイドに任せる 東南アジアの国では、裕福な家庭がメイドを雇うことは至極一般的ですが、シンガポールは普通の家庭でも 近隣諸国に比べると断然裕福であるため、一般の家庭でもインドネシア人や、フィリピン人のメイドを 雇い入れております。 毎月5万円程度の費用がかかりますが、共稼ぎ家庭がほとんどであるシンガポールに とっては、メイドはなくてはならない存在です。 掃除、洗濯、炊事、子供の送り迎えなど 子供に勉強を教えること以外の家事は、ほとんど何でもメイドに お願いすることができます。 住み込みのメイドを雇う代わりに、時間制でメイドサービスを利用することもできます。( 1日SGD50.-程度) 人生を家事に追われてきたご婦人方にとっては、天国のような環境です。 ( よって 日本人駐在員の奥様方は、旦那の日本への帰国が決まると地団駄を踏んで残念がります。 ) シンガポールの物価 日用品や、一般的な食材のシンガポールの物価は、1SGD=75円程度の現在の為替でみると、日本の 70-80%程度ではないかと思います。 しかし 裕福な外国人も多く暮らすシンガポールは、贅沢品も街に溢れているので、生活スタイルによっては 生活費が跳ね上がります。 例えば食費は、屋台での外食や、生鮮市場で買ってきた食材での自炊であれば、食費は一日SGD10.-/人 程度で間に合うので、質素な生活の場合の物価は日本よりもかなり安いと思いますが、一方で日本のスーパー マーケットで売っている日本食材を中心に生活をすれば、食費は日本の1.5倍以上になってしまうでしょう。 食費以外は、水道・ガス・電気・通信費は日本並み、公共交通は日本の6割程度、外国人とっての住宅費は 東京近郊のレベル、自家用車は日本の約3倍といった事情です。 日本人がある程度普通の贅沢をして暮らす場合の物価は、「日本よりちょっと安いぐらいかなー」という感じ ではないでしょうか。 統計(2003年)でみると、シンガポールの世帯収入の平均額はSGD3300.-程度であり、平均世帯人数の 3.5人で割ると、一人当たりの月間支出は、約SGD950.-になります。 シンガポール人上位20%の月間平均支出額(一人当たり)は、SGD1540.- 、上位40%の月間平均支出額は、SGD1330.- となっています。 ただし外国人の場合は住居費がかなり高くなり、また贅沢にも慣れているので、シンガポールで生活する 予算としては、住居費を除いて一人 SGD1500.-はみておく必要があると思います。
まとめ <よい点> 治安がよい、 衣食の物価がそこそこ安い、 交通事情がよい、 温和なアジア人気質、 簡単な英語、 日本人の口にも合うバラエティー豊かな食、 文化的なイベントの多さ 高い教育水準(英語での教育の場合) <悪い点> 四季がない、常に暑い、 住宅が高い、 自家用車が高い、 国土が狭く自然を楽しむ場合は、海外に出かけることに、 タバコが高く、喫煙者は肩身が狭い、